福祉21茅野の誕生
~市民と行政の協働のしくみづくり~
 
(1)【実践する提言集団】の誕生
 茅野市では、平成7年から『市民・民間主導、行政支援(公民協働)によるパートナーシップのまちづくり』に取り組んできました。
 このことは、都市計画や産業振興など中長期的なビジョンに沿って堅実に取り組むまちづくりは行政が責任を持って進めさせていただく一方で、福祉、環境、教育など直接市民生活に即した施策は、市民の皆さんの生活実態や生活課題を踏まえ、生活者の視点で課題の解決に取り組む必要があるという認識に基づくものです。そのため、まず、福祉、環境、教育の重点3分野で、実際に活動している市民やグループ、民間事業者などによる分野別の市民ネットワーク(市民主導型プロジェクト)を立ち上げていただきました。
 福祉分野では「茅野市の21世紀の福祉を創る会(略称:福祉21茅野)」が、環境分野では「美サイクル茅野」が、教育分野では「茅野市こども・家庭応援計画推進ネットワーク委員会(通称:どんぐりネットワーク茅野)」が順次設立され、それぞれの活動を通じて見えている課題やその解決方法、将来の望ましい姿などについて情報交換・意見交換を行い、夢を語り合いながらも、緊急の課題に対してはその都度対応を協議してきました。これらの市民ネットワークは、単に議論の場にとどまるのではなく、課題解決のための市民・民間と行政との役割分担や財源も含めた施策の優先順位などについて、市民・民間と行政との合意形成や市民間における合意形成を図るとともに、双方に対して提言しながら個々の実践活動にも取り組むという「実践する提言集団」です。
 
(2)福祉21茅野の誕生と協働
福祉21茅野(茅野市の21世紀の福祉を創る会)は、平成8年3月19日に“みんな同じ空の下”を合い言葉に、保健・医療・福祉の連携による“市民の主体的な参加により福祉でまちづくりを進めよう”と発足した市民活動組織:「実践する提言集団」であり、茅野市が進める「パートナーシップのまちづくり」の地域福祉の分野を担っています。
・活動の経過
発足以来、生活課題・地域課題に根ざした議論を進め、緊急の課題に対してはその都度、必要なサービスを提言し、開拓するなど、「保健・医療・福祉の連携による包括的な支援システムと地域住民による支えあいのネットワーク」の構築に取り組んできました。
また、福祉21ビーナスプラン(茅野市地域福祉計画)の策定により、平成12年4月からは「地域福祉元年」の宣言の下「人にやさしくお互いに支えあうまち、住んでてよかった茅野市」をめざして、保健福祉サービス地域(4エリア)の保健福祉サービスセンターを中心に自助・共助・公助の連携による「地域自立生活支援システム」の確立に向けた取り組みを進めています。
 
・地域福祉実践の内容
①市民自らの提言による実践や福祉サービスの誕生
②生涯学習によるまちづくりの推進-市民が創るまちづくり-
③健康づくり運動の推進
④生涯学習と保健・医療・福祉の連携
⑤ノーマライゼーションやバリアフリーのまちづくり
⑥こども・家庭への地域での応援
⑦身近な地域での福祉活動の実践